6月15日に静岡県で講演させて頂きました。その講演が6月16日付けの朝日新聞(静岡版)に掲載されました。
以下、掲載内容です。
「サッカーのポジションは駐車場」。昨年3月1日付朝日新聞朝刊の「声」に載った投書がきっかけになって、筆者の元プロサッカー選手が15日、静岡市立南中学校(同市駿河区)で保護者向けに講演した。親に向けて、挑戦しようとする子どもを見守る大切さを訴えた。
講演したのは、栃木県に住み、全国でサッカースクールなどを経営している稲若健志さん(34)。小学生からサッカーを始め、高校卒業後にアルゼンチンやJFLの愛媛FC(現J2)などで活躍した。
投書の内容は稲若さんが中学のサッカー部で経験した話だ。夏休みの部活は朝から晩までボール拾い。日曜はグラウンド近くの駐車場で先生たちの車をボールから守る役割だった。なかなか試合に出られず、何度も辞めようと思ったが、毎週弁当を作ってくれる母親のために頑張った。やっと試合に出られた日の弁当には、赤飯の上にのりで「おめでとう」と書いてあったという。
投書を読んだ南中学校の校長が学校便りなどで紹介すると、保護者から「涙がでた」と反響があった。
稲若さんは集まった約300人の保護者に、「中学生の時、もし親に『もっと頑張れ』と言われていたら辞めていたと思う」と話し、黙って見守ることが大切だと訴えた。また、「子どもは失敗を繰り返して初めて何かを得る。親が失敗を恐れて止めてはいけない」と、子どもに判断させる重要性も指摘した。
講演を聞きに来た藤田千恵美さん(43)は「恐れずにとりあえずやらせてみよう、という気持ちになった。帰って子どもに伝えたい」と話した。
(朝日新聞静岡版)
■朝日新聞デジタル(静岡)
http://www.asahi.com/articles/ASG6H43L3G6HUTPB001.html
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